お子さんのお口の健康を守る「食育」とは

こんにちは。三鷹ピースデンタルクリニックです。
4月19日は「食育の日」です。食を通した教育をより深く考え実践する機会にと、栄養補助食品のミキプルーンを販売する三基商事株式会社が制定しました。
日付は「4」と「19」で「しょくいく」と読む語呂合わせからです。
食育はお口の健康と深い関わりがあります。この機会に、お子さんの歯を守る食育について学んでみてはいかがでしょうか。
食育とは
食育とは、健康的で心身ともに豊かな食生活を実践できる力を育むための教育で、さまざまな食べ物をバランスよく食べるためには、歯やお口の健康が必要不可欠です。
子どもの頃から食習慣やお口の健康について学ぶことで、健康な身体をつくることができます。
食育と歯の関係
お子さんが食育を通してお口の健康を守る意識を身に付けることは、お口のトラブルの予防につながります。
当院では、歯の健康を維持するために、むし歯や歯周病予防のポイントについてお伝えしています。
将来むし歯になりにくいお口をつくるためには、よく噛むことや、砂糖の摂取を控えること、歯みがきをしっかりと行うことが大切です。子どもの頃から歯の大切さについて理解し、習慣付けるようにしましょう。
「しっかり噛む」ことの大切さ
食育の中でも重要な「しっかり噛む」という動作は、強いあごを育てる唾液の分泌を促すなどの効果があります。これにより、「むし歯予防」「歯並び悪化の抑制」などにつながります。しっかり噛むことの大切さをお子さんに伝えて食育に取り組みましょう。
むし歯予防
噛むという動作は唾液を分泌させる作用があり、むし歯予防に効果的です。食べ物を食べるとお口の中が酸性に傾き歯が溶け始めますが、唾液が分泌されると中性に戻ります。
また唾液には菌を洗い流す自浄作用もありますが、噛む回数が減ると唾液が出にくくなってしまい、むし歯リスクが高まります。
歯並びが悪くなることを抑制
しっかり噛むと顎が適度に刺激されて成長し、歯並びがよくなります。
歯並びが悪くなる原因のひとつは顎が十分に成長できず、歯が並ぶスペースが確保できないことです。
しっかり噛む習慣がないと、顎の成長が促進されないためスペースが足りず歯が重なり合って生えてしまい、歯並びがデコボコになってしまいます。
つまり、顎が成長するこの時期にしっかり噛む習慣が大切なのです。
まとめ
子どもの頃からむし歯予防を習慣付けることで、大人になってからもむし歯になりにくいお口を保つことができます。
他にも、フッ化物(フッ素)塗布もむし歯予防に効果的です。特に、生えたばかりの乳歯や永久歯はむし歯になりやすいため定期的に行うことが効果的です。お子さんのむし歯予防について気になる方は、お気軽にお問い合わせください。