40歳からの口腔ケア、意識していますか?

こんにちは。三鷹ピースデンタルクリニックです。
10月にはさまざまな健康に関する記念日がありますが、その中のひとつ、「40歳の健康週間」をご存じですか?
壮年期からの健康管理の重要性を広める目的で、1984年に当時の厚生省(現・厚生労働省)が「体育の日(現・スポーツの日)」からの1週間を「40歳の健康週間」としました。
今回は、40歳の健康習慣にちなみ、40代の全身の健康にも深く関わる口腔の健康意識についてお話しします。
40歳は口腔ケアの分岐点
年齢を重ねると、「以前より歯みがきやケアが面倒」「食べ物が噛みにくくなった」などと感じることが増えてきます。
一般的に、40代以降は歯周組織の抵抗力が低下しやすく、歯周病やむし歯のリスクが高まるとされています。また、唾液量の減少や噛む力の低下も始まり、口腔機能の変化が全身の健康にも影響を及ぼすこともあります。
この年代は、口腔の健康を見直す最適な時期です。定期的な歯科検診や適切なセルフケアを習慣化し、口腔トラブルを予防しましょう。
40代から気を付けたい口腔のポイント
- 歯周病やむし歯のリスク
加齢や生活習慣の影響で歯ぐきが下がったり、噛む力が弱くなったりします。歯周病は自覚症状が少ないまま進行するので、特に注意が必要です。 - 口腔乾燥や口内炎
ホルモンバランスの変化やストレス、薬の副作用などで唾液が減少し、口腔トラブルが起こりやすくなります。唾液は口腔の自浄作用を担う大切な役割を果たしているため、乾燥対策は重要です。 - 生活習慣の影響
喫煙・飲酒・不規則な生活は口腔トラブルを悪化させる要因となります。生活習慣を整えることは、口腔の健康維持にもつながります。 - 口腔がんのチェック
舌や口腔内に違和感がある場合は早めに歯科医院に相談しましょう。
健康な口腔を保つためにできること
毎日のセルフケアでは、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで歯と歯の間の汚れも取り除けます。また、歯科医院での定期検診やクリーニングも健康な口腔を保つためには欠かせません。
さらに唾液は、細菌の繁殖を防ぐなど、健康を保つうえで欠かせない存在です。
ストレスをためず、十分な睡眠をとることで唾液の分泌が促されます。口腔の乾燥が気になる方は、水分補給や唾液腺マッサージも意識してみましょう。
まとめ
40歳を目安に、定期的な歯科検診に加え、歯周病や口腔がんのチェックも受けることをおすすめします。
毎日のブラッシングやフロス、そして定期的なプロのケアで、いつまでも自分の歯で快適に食事や会話を楽しみましょう。
当院では、歯周病予防や口腔のトラブルの早期発見に向けた検診はもちろん、日常のケア方法や、ライフスタイルに合わせたセルフケアのご提案も行なっています。口腔の状態に不安がある方や歯科検診を最近受けていない方は、早めの受診をおすすめします。