子供の歯のアレコレ(第2回)〜奥歯の虫歯〜
前回は母乳の影響で乳歯に虫歯ができやすくなるかもしれないというお話をさせていただきました。今回はその次に虫歯になりやすい奥歯のお話をしてみようと思います。
皆さんは奥歯をマジマジとご覧になったことはありますか?
奥歯の噛む面というのは凸凹していますね。これは上の歯の凸と下の歯の凹が互いに噛み合うことで食べ物を上手に細かく噛み砕くためにとても効率的な形なんです。
でもこの形には大きなデメリットがあります。それは下の図にあるように凹でいるところが曲者なんです。特に子供のうちはこの凹の溝の深さがとても深くて仕上げ磨きを簡単にやってしまうと溝の奥に食べカスが残ってしまい、この溝に沿って虫歯ができてしまいます。これって本当にとても多いんですよ!もちろん大人の私達も同じなんですが、乳歯や歯の質が完成されていない大人の歯の場合は要注意です!
歯磨きをする時はこの溝の奥の方まで歯ブラシの先がしっかりと届くように丁寧に磨くことがとっても大切です。
ちなみにこのような歯の溝にできる虫歯に対する予防法というのがあります。シーラントと呼ばれるものです。シーラントとはこのような歯磨きしにくい溝をあらかじめ専用の樹脂でふさいでしまうことで食べカスなどを入りにくくするもので、フッ素の歯面塗布と並んでとてもメジャーな虫歯予防となっています。もちろん乳歯だけでなく生えたばかりの永久歯にも効果的なんですよ。
興味のある方は是非一度ご相談くださいね。
医療法人社団 郁栄会
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