ちゃんと歯磨きしてるのに何故虫歯になっちゃうの?(後編)

私たち歯科医は患者さんの虫歯治療の為に歯を毎日削っています。そんな毎日の中で1つ気付く事があります。それは患者さんによって歯の硬さがぜんぜん違うということです。同じドリルを使っても力を入れないと簡単には削れない歯もあれば簡単にどんどん削れちゃう歯もあるんですよ。

この違いはいったい何なのでしょうか?

以前、80代の女性の方が歯石取りに来院された事がありました。そしてその方の歯を見てびっくり!すべての歯がしっかりと残っていて、しかも虫歯を治療した痕跡が一本もなかったのです!その方にお話をうかがったところ、子供の頃には毎日おやつには煮干しの小魚を食べていたそうです。もちろんそれが健康な歯を維持し続けた全ての原因とは言えないかもしれませんが、大きな要素であることは間違いないと思います。

最近の食生活は私たち大人も含めて、甘かったり柔らかいものばかりのような気がします。さすがに今の子供達に毎日のおやつに煮干しを与え続けることはあまり現実的ではないかもしれませんが、カルシウムを多く含む食材を意識的に食べることは大切な事だと思います。ちなみに私も子供達が小さい頃は毎日シシャモを食卓に出すようにしていました。(もちろん牛乳も効果的ですよ)また硬いものをしっかりと咬むことも歯の強化には大切な事です。そうすることで歯の質は少しづつ丈夫で硬くなり、虫歯菌にさらされても簡単には歯が溶けないようになると思います。逆に歯が柔らかいとあっという間に歯が溶けて神経の近くまですぐに虫歯が広がってしまいます。
もちろん1か月や2ヶ月の間、頑張って食べたからもう大丈夫!なんてものではありません。生涯に渡って心がける事が大切だと思います。これはもちろん歯だけではなく骨も丈夫にしてくれることは言うまでもありません。

今は人生100年の時代。皆さんも健康のためにもう一度今の食生活を考えてみてはいかがですか?

医療法人社団 郁栄会
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