子供の歯のアレコレ (第1回) 〜母乳と乳歯〜

私は以前、10数年に渡って保健センターでの1歳半児の歯科検診にたずさわってきました。また長年、中学校の学校歯科医を任せていただいたり、保育園の歯科検診も数年間担当してきました。
その中で多くの子供たちの歯を診てきましたが、子供の歯の現状について私なりに気づいた事を数回に渡って皆さんにお知らせしようと思います。

今回は第1回として乳歯と母乳に関して考えていきたいと思います。

1歳半児の検診をしているとすでに虫歯または虫歯になりかけている子を度々目にします。特に多いのが上の前歯です。そしてそんな状態になってしまった子のお母さんにお話を聞くとかなりの高確率で未だに卒乳できていません。

もちろん母乳育児を大切に思っている方がたくさんいらっしゃることも承知していますし、それを否定するつもりはまったくありません。ただもしご自身が寝る前の歯磨きをした後に牛乳を飲んで口の中が牛乳だらけで寝ることを想像してみてください。あまり気分のいいものではありませんね。母乳を飲んだ後の赤ちゃんの口の中はそれと同じような状態になっています。ですのでもし母乳育児を続けたいということであれば、例えば寝る前や朝起きた時の仕上げ磨きをしっかりしてあげる、または母乳をあげた後に少しで構いませんのでガーゼなどで拭いてあげる等をしていただけると、かなり予防できるのではないでしょうか?
もちろん母乳にこだわりがなく、ただ惰性で続けているのであれば1歳〜1歳半くらいの間に卒乳に挑んでみるのも有りかもしれませんね。

もちろん母乳をあげているから虫歯になるとか、あげていないから大丈夫ということはありません。その子の歯の質やその他の生活習慣によってまったく異なります。ただ気を付けなければならないのは虫歯になれば歯が黒くなったり茶色くなったりしてすぐに気付きますが、歯が溶けかかっているかどうかは大きな色の変化がありませんので、それを見極めることはとても難しいです。しかも乳歯の場合、そこから一気に虫歯になってしまう事も珍しくありません。もし心配な方がいらっしゃったら、詳しく診てみますので1度ご相談くださいね。

 

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