安心して使えるフッ素入り歯みがき剤でむし歯予防

こんにちは。三鷹ピースデンタルクリニックです。
皆さまは、フッ素(フッ化物)が配合された歯みがき剤を使って歯みがきをしていますか。
毎日のケアにフッ素を取り入れることで、むし歯を予防する効果が期待できます。
今回は、フッ素による効果や使用時の注意点についてお話しします。
フッ素の効果とは
フッ素には、むし歯予防に役立つ3つの効果があります。
歯を強くする
むし歯菌や食べカスの影響でお口の中が酸性に傾くと、歯の表面を覆うエナメル質からミネラルが溶け出してしまいます。しかし、フッ素が取り込まれることで、エナメル質は酸に溶けにくくなり、むし歯への抵抗力が高まります。
歯の修復を助ける
フッ素には、酸によって溶け出したカルシウムやリンを歯に戻し、再石灰化を促すはたらきがあります。これにより、傷付いた歯が修復され、歯の硬さを取り戻すことができます。
さらに、初期段階のむし歯であれば修復が期待できます。
むし歯菌を抑える
歯垢(プラーク)にフッ素が取り込まれると、むし歯菌が酸をつくるはたらきが抑えられます。そのため、お口の中が酸性に傾くのを防ぎ、むし歯のリスクを減らすことができます。
フッ素入りの歯みがき剤の使用量と濃度について
フッ素入り歯みがき剤は、最初の乳歯が生えてくる生後6か月頃からの使用がおすすめです。
生えたばかりの歯はやわらかく、むし歯になりやすいですが、フッ素入り歯みがき剤でむし歯の予防が期待できます。
市販のフッ素入り歯みがき剤は、フッ素イオン濃度が、1,450ppmF程度までのものがあります。年齢に合った濃度や使用量を守ることで、十分な予防効果が得られます。
- 歯の生え始めから2歳
歯が生え始めた時期から2歳くらいの使用量は、1~2mm程度が目安です。フッ素イオン濃度は、900~1,000ppmFのものを使用しましょう。 - 3歳から5歳
3歳から5歳の幼児期の使用量は、5mm程度が目安です。フッ素イオン濃度は、900~1,000ppmFのものを使用しましょう。 - 6歳から成人
小学校入学から成人の使用量は、1.5~2cm程度が目安です。フッ素イオン濃度は、1,400~1,500ppmFのものを使用しましょう。
フッ素製品を使用する際の注意点
フッ素製品を使うときは、適切な使用量を守ることや、歯みがき後のうがいを最小限におさえることが大切です。
年齢に合った使用量を守る
フッ素を過剰に使うと、成長期の子どもは歯牙フッ素症(斑状歯)になるおそれがあります。これは、永久歯の表面に白い斑点や色素沈着ができる状態です。安心して使用するためにも、年齢に適した量を必ず守りましょう。
うがいは最小限にする
歯みがき後にうがいをしすぎると、フッ素がお口の中に残りにくくなります。そのため、フッ素入り歯みがき剤を使った後のうがいは、少量の水で1回だけにしましょう。これでフッ素の効果が高まりやすくなります。
まとめ
フッ素入り歯みがき剤は、年齢に合わせた量や濃度を守れば、安心して長く使い続けることができます。毎日のセルフケアでフッ素製品を取り入れて、歯の健康を守りましょう。
定期的に歯科医院でフッ素を塗布することも、むし歯リスクをさらに減らすことにつながるため、おすすめです。
当院では、フッ素塗布やフッ素製品の選び方などのアドバイスも行なっていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

